安心・安全のための整理収納

  

どこから始めていいかわからない

そんな片付け迷子さんが

自分の家がまるごと大好きになれるように
一緒に楽しくお片付けを伴走する整理収納コンサルタント

かとうあこです

実家は両親にとって「安心・安全な家」で逢って欲しいというお話です。

子どもが小さい時は、実家に帰省するのがお盆とお正月でした。

帰省すると、実家の物量と収納方法がついつい気になり、いつも片付けを母にうながしていました。

実家の片付けをしたい私、わざわざするつもりはない母。

片づけたい私と、片づけたくない母はよくケンカをしていました。

お盆に帰省した時は「涼しくなったらやる」と言い

お正月に帰省した時は「暖かくなったらやる」と言っていた母。

なかなかモノを整理するということに、納得してもらえませんでした。

「何も困っていない、どうして使えるモノを捨てたりするの?捨てるモノは何もない。」

母はよくそう言っていました。

でもね、リビング横の和室は次々とモノが置かれ

最終的には足の踏み場もない状態になっていました。

たまに使うミシンや裁縫道具・季節ものの飾り・習い事の道具などを取りに行くときに

床の上に置かれたモノをかきわけて行くので

とっても危険だったのです。

2階にあがるのが、億劫になってからは

「次に2階へあがるときに持って行くから」という理由で

階段にモノが並べられるようになりました。

家族が2階から降りてくるときに、階段に置いてあるモノにつまづきそうで危なかったです。

沢山詰め込まれた食器棚の上段から食器を取り出すときは脚立に乗って取り出すので危なかった。

そうなんです

モノが多くて、きちんと収納しきれないと

とっても危ないのです。

つまづいたり、危ない目にあって初めて気づくのです

「もしかして、これって危ない?」って。

以前は「モノが多すぎる、減らそう」という言い方をしていましたが

年取って危ない状態になってからは

「けがをして欲しくないから片づけよう」

「ここにモノがあるとつまづくから、しまう場所を決めよう」と言うようにしていました。

先週、ある公民館から「片づけ講座」のご依頼がありました。

参加される年代の多くはご高齢の方とのこと。

それはもう是非とも、家庭内事故を防ぐための整理収納について知っていただきたい。

「安心・安全に暮らすための片づけ」についてお伝えしたい。

ということで

家庭内事故を防ぐために大事な整理と収納についてお話させていただきました。

モノを捨てるではなく、今の暮らしに必要なモノを選び、安心して暮らせるように収納すると

とても暮らしやすくなります。

立派過ぎる会場にびっくりしましたが、「帰って早速やってみよう」と思われた方もいらして良かったです。

そうそう、数年前は「捨てるモノは何もない、何かに使える」と言って

なかなかモノを手放そうとしなかった父も今では沢山のモノを整理しています。

本当にカオスな場所が多かった実家がだんだんと

安心・安全で暮らしやすい家になっていきて本当に嬉しいです。

整理と収納の理論を知ると、「適材適所適量の快適な住まい」への近道が見つかります。

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